2017年12月23日土曜日

週刊葛生 第八十三号 真珠講座編

 みなさんこんばんは。博士2年のMです。

 今回は、学芸員実習中に葛生化石館で行われたイベント、「真珠講座」の模様を紹介します。


 栃木県立博物館の学芸員、河野さんに来て頂き、真珠に関する講義と、様々な体験が行われました。

午前と午後に一回ずつ行いました。

 真珠がどこからとられるかはご存知ですよね?貝の中です。講座では、どのような貝が真珠を作るのか、産業として真珠を造る過程はどうなっているのか、さらに、貝が時間をかけて作った高いホンモノの真珠と、プラスチックなどでできたパチモンの見分け方を教えて頂きました。

知らないことも多く、勉強になりました。


 しかしなんと言っても、みなさんお目当ては真珠を使った体験コーナーですね。中でも目玉は、

アコヤガイから真珠を取り出すコーナーです!


真珠を作る貝として日本では最も有名なアコヤガイから、実際に真珠を取り出す体験です。


 一つの貝に2つの核が入れられており、貝は一人二つ開けられるので、最大4つの真珠が手に入ります。

色は様々で大きさも微妙に違います。

あの貝の体に食い込んでいたものだ。
from『もののけ姫』

 貝から真珠を取り出す時には貝の身をぐちゃぐちゃにしてしまうので、なんだか複雑な気持ちですね。講義でアコヤガイが送ってきた壮絶な人生を聞いた後だとなおさらです。



 最後には、希望すると河野さんが真珠を飾りにしてくれます。

河野さんご持参の秘密の器械です。

 これも見ていると面白いです。
小さな小さなドリルで真珠に穴をあけます。

真珠の粉ができてますね。

 参加費1800円でこれももらえるので、とってもお得ですね。

出来上がったアクセサリーです。

 最近はアコヤガイの入手が難しくなってきて、講座もいつまで続くかわかりませんが、是非来てみてくださいね。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。

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