2016年1月30日土曜日

週刊葛生 第三十一号 怪しい粉作り編

 みなさんこんばんは。修士2年のMです。


 もうすぐこの名乗り方が変わるでしょうか?




 それはさておき、今日はちょっと今までと違う話です。今までは野外調査の話メインでしたが、今日は室内分析の話。


 中でも、その準備として石を粉にする話です。


 そう、石は粉にしないと分析できないことが多いんです。


 まずは、奇麗に切り出した石を超純水で洗います。


 こちらは洗った石を乾燥させている様子です。

 その結果、石がはいった容器が大量に並びます。


 近くで見ると結構圧巻ですね。




 ここから、石を砕いていきます。まず2ミリ以下に人力で割った後、「ボールミル」という瑪瑙製の臼で粉にします。


 こちらがそのボールミルなのですが、ブレブレですね。振動してるからでは、無いですね。


 ボールミルでどんどん石を粉にしていく製造ラインの全貌が、こちら。


 手前の机でボールミルから石の粉を取り出し、瓶詰めしていきます。奥の左側には粉にされる前の石が、右には粉になった石が入った瓶が並んでいます。


 寄って見るとこんな感じ。要するに、左が減って、右が増えていく。


 なんだか出来上がった粉は漢方薬のようですな。


 ちなみに、ボールミルは中身の試料が変わるたびに洗うので、作業効率を高めるためにドライヤーでガンガン乾かします。


 これを、全ての試料が粉になるまでひたすら繰り返していく訳です。こうやって、リポDが消費されていく訳ですなぁ。

 ちなみに背後の机には卒論生の石たちが。


 卒論も大変だ。


 それでは、ごきげんよう。さようなら。

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